蓄電池を実際に導入したユーザーによる口コミ・評判が気になる方も多いのではないでしょうか。
太陽光発電を設置済みのご家庭に、蓄電池をつけるべきか。
決して安くはない蓄電池を、買うべきかどうか。
導入を検討しているものの、いまひとつ踏み切れずにいる方も多いのではないかと思います。
たしかに、家庭用蓄電池は太陽光発電システムと比較すれば投資回収効率が高くはないものの、自然災害の多い現代において、かなり大きな利益をもたらしてくれる優れものです。
当記事では、蓄電池を買うべきかお悩み中のあなたのために、実際に家庭用蓄電池を導入しているユーザーによる「生の声」をSNS上から収集し、ご紹介していきます。
太陽光に蓄電池をつけるべきか?買うべきか?
蓄電池をつけるべきか/買うべきかを考える際、最も重要になる点は、「災害時の安心」を買うかどうかです。
近年、度重なる地震や台風等の自然災害の発生によって、多くのご家庭が停電による不自由な生活を強いられる事態に遭遇しています。
蓄電池を導入するご家庭の多くは、このような非常事態に備えるという意味合いで、蓄電池の設置に踏み切ることが多いのです。
実際に、2018年に発生した北海道地震や台風24号、そして2019年の台風15号等による大規模停電の際には、多くの蓄電池設置済みユーザーによる安堵の声が、Twitter上に続々と投稿されました。
蓄電池ユーザーの口コミ・評判
蓄電池をつけるべきか/買うべきかの判断材料として、実際に蓄電池を導入したご家庭の口コミ・評判は必ず参考にしたいところです。
以下では、Twitter上に投稿された「蓄電池ユーザーによる生の声」をご紹介します。
台風21号(2018年)の太陽光+蓄電池に関する口コミ
正直家建てる時は蓄電池はまだ早いのでは?(技術は発展途上だし単価高いし)と思っていたのですが…建てて1年でその効果が発揮されようとは...
非常時モードに切り替わり、家の一部だけ、蓄電池の電力で稼働しています。冷蔵庫生きてるしコンセントも一部使えるので扇風機つけて寝れます… — 八重桜 (@nowtea527) September 4, 2018
みなさま台風の影響は大丈夫でしょうか? 我が家は…12時間ほど停電祭りで深夜2時頃に復旧しました。 近所の区画30軒ほど真っ暗な中…マシリト家のみリビング照明が煌々と点き、テレビを観てる優越感かよw 太陽光発電と蓄電池様々🙌 冷蔵庫がほんと生命線💦有り難く冷えたビールを🍺#ジャコウの気持ち pic.twitter.com/VWpWJXG8xD
— マシリト (@m_flo_loves) September 5, 2018
昨日は3時間ばかり停電。蓄電池のおかげで冷蔵庫のモノはダメにならずに済んだし、テレビがついてたおかげで子供達も怖がらずに過ごせた。 当たり前にある電気と水などが使えなくなると本当に大変だなと改めて。 災害用の備蓄品も見直さなきゃなぁ。缶詰は今年までの賞味期限だから入れ替えなきゃ。
— カオル (@Kaoru0611) September 4, 2018
蓄電池すげーわ、停電してすぐ電気ついた😜電気貯めといてよかったー
— tomoya (@pampers_lv2) September 4, 2018
停電時の蓄電池の活躍ぶりがすごい。
— Sei@Chee.ペリ (@chee2017peri) September 4, 2018
北海道地震(2018年)の太陽光+蓄電池に関する口コミ
夜になって断続的に停電が発生したので蓄電池の放電停止しといた。 家建てる時に最後まで蓄電池付けるの渋ってた嫁が手の平返したようにべた褒め。 pic.twitter.com/cEH0RGWmGH
— リョータ|札幌のデザイナー (@rrr_graphic) September 5, 2018
いったん明かりが消えたあと、すぐ明るくなって、瞬間停電か!と思ったら、うち以外まだ周りの家や道路灯が消えたままだ。#蓄電池 システムが活きてるなぁ(^ω^)
— せいち。@WhatsApp普及委員 (@seichi777m) September 5, 2018
我が家が停電に強い今更知った… 蓄電池と太陽光パネルあるし、一部のコンセントは蓄電池から引っ張ってるから冷蔵庫とかも生きてるし、携帯充電できるし、お父さんの車もガソリンある限りは電気使えるしわや
— 那月 (@___natsuki79) September 5, 2018
夜中から早朝にかけて停電してたみたいだけど蓄電池のおかげで冷蔵庫もちゃんと動いてた。災害に強い家大事や。
— リョータ|札幌のデザイナー (@rrr_graphic) September 4, 2018
我が家は太陽光と蓄電池のおかげでスマホの充電と冷蔵庫などは動かせてて助かる!😭#札幌 #地震 #停電 pic.twitter.com/ODSI2OJbzU
— 981BLACKSHIN-METAL (@981_metal) September 5, 2018
台風24号(2018年)の太陽光+蓄電池に関する口コミ
雨止んで台風の目に入ったのかなって外に出たら周り停電してたΣ(๑0ω0๑) 知らん間に蓄電池に切り替わってた✨
我が家だけ煌々と電気付いてて申し訳ない🙏 pic.twitter.com/igf7sNARqG — お休み中☆さじたりぅす☆🍐ひょっこりコンペイ島 (@fact0855a) September 30, 2018
窓の外見てたら雷ピカッときて停電。市内全域停電してるみたい。 ま、うちは蓄電池があるので支障ないんだけど(・∀・)停電時にちゃんと作動することがわかってよかった。
— sara (@saori_510) September 30, 2018
やっと電気が復旧しました。やはり電気はありがたいです。 我が家では、太陽光発電に加えて蓄電池もつけているので、停電中も通常通りレッスンできました。
— Tomoko Nakao (@salonfluegel) October 1, 2018
台風15号(2019年)の太陽光+蓄電池に関する口コミ
今から新築建てようとしてる人の参考になればいいんだけど、今回の停電を経験して、太陽光パネルと蓄電池、エコキュートがあってまじでまじでまじでよかったと思いました。冷蔵庫が止まらないこと、少しでも自由に使える電力が確保できることは精神的にもすごく支えになった。
— やんこ*りっちゃん🧒🏻2y (@yangjia0w0) September 10, 2019
八千代市停電。 しかし我が家蓄電池設備のため、ここら辺で唯一点灯中。つけといてよかった(^◇^;)
— でやま たく (@dedede1211) September 11, 2019
台風当日。 体験したことのない暴風雨で 恐怖で眠れない夜。
明け方停電するが、蓄電池のおかげで キッチンとリビングの一部の電気は 無事作動。 断水はていないようで安心する。#台風15号被害 #太陽光発電 #蓄電池 #停電 — カズペ@小さい平屋でシンプルな暮らし (@kazupe0417) September 14, 2019
千葉県の停電ヤバすぎ。周りの家真っ暗😇蓄電池とソーラーのお陰で、冷蔵庫くらいは使えるから大分助かった
— makotok (@makotok1123) September 9, 2019
その他の停電時における太陽光+蓄電池の口コミ
戸建てに引越して今始めて停電になった。蓄電池がちゃんと停電モードになって、時代の進化はすごいなと。改めて感じた。令和になったら停電のない時代がいいな。#停電
— もかち (@mokachi189cm) April 30, 2019
珍しく停電は2時間半も 復旧に時間がかかりました😵 昨年はこちらは被害がなくすんで 久々の停電で慌てました~ うちは蓄電池があるので リビングは大丈夫でした😊 夜までに復旧して本当によかった😌
— みさと (@me_456510) June 22, 2019
先ほど風のピーク時に30分ほど停電。 が、我が家は太陽光パネル&蓄電池を設置していたので、すぐに蓄電池に切り替わり電気復旧😁 念の為、また停電した時に蓄電池の消費を最小限にするためキッチン&リビング&寝室以外のブレーカーを全部落としてとりあえず一段落。 つけておいてよかった蓄電池✨ pic.twitter.com/Pamefh7Ab5
— Chitose*Ame@6/6つくば市ひふみ杏『つくるひと広場』 (@chitoseame_z) October 12, 2019
すごい雨!!と雷⚡️ 近くに落ちて停電したやん! 蓄電池つけててよかったー
— うんちっ子~糞は米の異なる姿 (@komekko0730) August 19, 2019
投資面で蓄電池を買うべきか
蓄電池を買うべきかどうかを検討する際、「投資として」の蓄電池導入を考える方も多くいらっしゃいます。
実際に、日中の太陽光発電による余剰電力を蓄電し、夜間に使用することによって、電力会社から購入する電力量が大幅に削減できるため、投資として考えることも可能です。
蓄電池の唯一のデメリットは初期費用
蓄電池を買うべきか/つけるべきかについて、費用面のご負担も考慮されることでしょう。
蓄電池の導入費用の相場は、およそ170万円~240万円(税抜・標準工事)となっており、決して安い金額ではありません。
たしかに、これは蓄電池を導入する際の唯一のデメリットといえるでしょう。
しかしながら、蓄電池の設置費用は信販会社のクレジットによって最大15年の分割払いが可能となっている他、下記でご紹介する「太陽光発電の売電価格の変動」等、諸々の条件を考慮すると、家計へのご負担はかなり少ない状態で蓄電池を導入することができるのです。
太陽光発電の売電価格と蓄電池の関係
これまで、太陽光発電を既に設置済みのご家庭においては、電力会社が一定の価格で余剰電力を買い取ることが保証される「固定価格買取制度」が実施されていました。
しかしながら、固定価格買取制度の保証期間は、太陽光発電の設置時点から10年間。
2009年11月から開始された当制度は、2019年11月時点で10年を迎えました。
そのため、2019年11月以降、順次「買取期間満了」となるご家庭が現れ始めました。
これにより、最大48円(税込)/1kWhであった買取価格が、8.5円(税込)/1kWhにまで大幅に減額されることになります。
従来、家計の収入となっていた売電額が最大およそ6分の1まで減額されてしまうのです。
また、電力会社から電力を購入する際の金額は約30円(税込)/1kWhであり、余剰電力を8.5円/1kWhで売ることは家計にとって損になってしまいます。
将来的には余剰電力の買取価格は0円にまで引き下げられる可能性が叫ばれる中、使わない電力を安く売って損をしてしまわないためには、電力の自給自足を実現する蓄電池の導入こそが、もっとも賢くもっともお得な、家計にとって最善の選択であるといえるでしょう。
蓄電池の投資で元は取れるのか
蓄電池単体によって得られる節電効果のみに着目すれば、蓄電池の導入費用を完全に回収することは難しいのが現実です。
しかし、固定価格買取制度の期間満了に伴う家計の損失を加味すると、家計にとってプラスマイナス0、もしくは少額の投資によって蓄電池を導入することが可能となります。
また、前述のとおり、災害時・停電時には自給自足にて電力を賄うことができるようになり、そのメリットは絶大です。
金銭面・節電面のみならず、固定価格買取制度の終了による買取価格の減額や、災害時の防災面等を含め、総合的に評価するならば、蓄電池に投資する価値は十分にあるといえるでしょう。